目次
●巻頭言
●特集:いよいよ開催間近!「ひのくに新世紀総体」
熊本県教育庁全国高校総体推進室
「初めての集団演技合同練習会から見えてくるもの」
平成13年6月27日 通巻127号 「楽しみな式典音楽隊」
編集/発行熊本県教育庁総務企画課教育企画室 ●教育Q&A
●私のひとひねり
●クローズアップスクール
●教育改革コーナー
●県教委だより
巻頭言
   最近、ある新聞に「プロが危ない」という観点から、「結論を先に聞き、それに合わせて判決文を書く判事補、患者とうまく意思疎通のできない医師」の話が掲載ざれていました。このことはまさに、受動的な学習の経験しかなかったり、他とのコミュニケーション能カを培われてこなかった事例であり、これからの教育の在り方にひとつの示唆を与えていると思っています。
   本県では、昨年九月「熊本県教育改革大綱」を策定し、前述のような教育の諸課題への対応をはじめ、教育のざまざまな分野で改革に取り組んでいます。教育を語る時、不易と流行という言葉がよく使われますが、今後、教育改革を遂行するに当たり、全国的な改革の動きを冷静に分析すると同時に、不易と言われる部分にも謙虚にメスを入れ、現在の本県教育の営みの中で何が本当に問題となっているのか、真に変えるべきは何かを徹底的に探求し、熊本独自の教育施策を具現化して本県全体としての教育力を高めることが重要だと考えています。
   ところで、教育の原点ば「相手を知ること」であるともいわれます。プロの教師としての専門的な力量を持つことは言うまでもなく、児童生徒や保護者を知り、さらに地域をも熟知する必要があります。と同時に、教職員が自らを「相手に知らせること」が大切ではないでしょうか。教師が自分を開かなければ児童生徒も心を開かないし、学校を開くこともできないと思います。保護者や地域との信頼関係に基づいた連携を図るためにも開かれた学校づくりば不可欠であり、そのためには、教育の最前線を担っておられる教職員一人ひとりの意識改革がどうしても必要であります。
   私も、昨年度から広報誌や新聞等で教育に対する日頃の思いを掲載させていただいておりますが、今年度は学校現場へ出向いて、児童生徒や教職員、保護者の方々から学校や教育の現状について直接話を聞き、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
熊本県教育長
田中力男